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メリー・ポピンズ

ナニーというのは、ベビー・シッターのこと。
ロンドンに暮らすジェーンとマイケルは、いたずら好きで、雇われたナニーを困らせてばかり。
だからすぐに辞めてしまいます。

「優しくて、親切で、おもしろい人求ム!」とナニー募集の条件を自分たちで書いて父親に訴える。
銀行家の父親はとにかく厳しい人で子どもの意見なんてまるで無視。
子どもたちが書いた募集の紙も目の前で破り、暖炉に投げてしまう始末。

「親父がそんなんだから、子どもたちはいたずらばっかりするのさ!」と
早くも真面目なツッコミを入れてしまいました。
が、「メリー・ポピンズ」の世界になんともナンセンスなツッコミだったことは、数秒後にわかるのです。
破られた紙はふわふわと舞い上がり、煙突へ吸い込まれ、ヒラヒラと舞い上がります。

というわけで、翌日やってきたのは、メリー・ポピンズという名の新しいナニー(ジュリー・アンドリュース)。
散らかった部屋は彼女の合図でみるみる片づき、ボストンバッグからは、ポールハンガーやら何やら長いものも出てきます。
彼女は魔法使い?
「魔法で片づけちゃ、子どもたちのためにはよくないんじゃない」と
さらにつまらないツッコミを入れてしまいたくもなりますが、
子どもたちの表情はみるみる輝いて、メリーに首ったけ。
あ、そんなタイトルの映画もあったっけ(笑)。

でも、スプーン一杯のお砂糖で、苦い薬も飲めるよ、と歌うように、
「できない」とか「キライ」と思うことも、ほんの少しのことでクリアできたり、好きなことに変わったりするってこと
大人になった今でも思うことがあるもんな~。
と、早くもメリー・ポピンズに諭されてしまうわけです。

では、スプーン一杯のお砂糖とは言わず、ふわっふわっでカラフルなマシュマロを用意して、映画のつづきを観ましょう。
中にジャムが入っているタイプのマシュマロでもいいよね。
ふわっふわを噛んだ後にジャムがちょこっと出てくると、なんだか無条件にうれしくなってしまったりするじゃない。

心もそんな風に柔軟にしていくと、メリー・ポピンズは子どもたちを連れて、さらに楽しげな場所に連れていってくれる。
♪スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス
なんていう舌を噛みそうに長い呪文のようなタイトルの曲があると思えば、
あの、有名な♪チム・チム・チェリーは
煙突掃除のおじさんの歌。
そうか、お掃除もこれからは、チム・チム・チェリーを口ずさみながらすればはかどるかも!

ある事件をきっかけに、厳格だった父は、子どもたちとの関係を取り戻します。
さぁ、メリー・ポピンズが子どもたちの前から姿を消す時がやってきます。
でも悲しくないのですよね、だって、メリーはまた別の子どもたちの元を訪れ、
きっとふわっふわでプニプニのマシュマロみたいにユニークな時間と笑顔を生み出すのでしょうから。
(Kuri)

メリー・ポピンズ







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